Yahoo Search Technology(YST)とは |
■■「Yahoo Search Technology」(YST)■■
Yahooが現在使用している検索エンジンシステムが「Yahoo Search Technology」(YST)である。
2004年5/31よりYahoo!Japanのページ検索は米Yahoo!が買収したInktomi(Liveサーチ(msn)とフレシュアイが使用していた)と、
Yahooに買収されたOvertureが買収していたAltaVista、FAST(AlltheWeb)を改良した「Yahoo SearchTechnology」(YST)の日本版)へと切り替わった。
もともと、Inkutomiが母体なので、YST発足当初は、米Yahooで日本語検索したものとほとんど似ていてGoogleよりもデータベースが古いかったし、技術的にも発展途上だった。
では、YSTとはどんなシステムの検索エンジンなのでしょう。
YSTは今述べたように、もともとあったシステム
「Inktomi」「AltaVista」「AlltheWeb」
を合わせているので、Google検索とは随分違った結果を出すようになっている。
「Inktomi」は今でも単独で、Exiciteなどで使われている。
「Inktomi」の特徴は、
ひとことで言ってしまうと、ページ数が沢山あるHPを重視している。
つまり、ある程度HPにボリュームがないと上位に表示されにくい。
一方、
「AltaVista」「AlltheWeb」では、Googleのシステムと似ていて、
被リンクの数が多いほど、上位に表示するアルゴリズムになっている。
よって、YSTはそれらをミックスして結果をだしているが、
いきなり検索結果が劇的に変化する時があるから、当然上位表示基準が不変であることはありえない。
しかし、時にはまた元の結果に戻る時もある。
これは、Googleでよく見られるような一時的(Googleダンスという)もあるが、そうでない時もある。
そう考えると、上位表示基準の違うアルゴリズムパターンがいくつかあるのであろう。
この現象はGoogleにはない。
YSTやGoogleには、毎日ページを収集してインデックスに追加するフレッシュクロール、そしておよそ週単位で更新を行うディープクロールがある。
2006年4月あたりから、YSTのエンジンクローラー(Inktomisearch.com)は、gooleのクロラー(googlebot.com)よりも頻繁に巡回している。
キーワードにもよるが、googleよりも検索件数が圧倒的に多い。
YSTの場合、単独ページしか無いHPでは上位表示されにくいから、被リック数を重視する基準よりも、今では利にかなっているのでgoogle以上感じる。
検索ロボットの定義として一番大事なことは、
「検索キーワードに忠実なHPを探し出す」ことでしょう。
|
|
|